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2007/11/26//Mon * 01:22
●○第九回短編コンテスト決選投票

●決戦投票に際しての注意事項
 決勝進出者七名のみで決選投票を行います。
 七名は、未読の作品を読んだ上で、上位三作品のみを「投票理由を十分に付記した上で」挙げてください。
 投票は下記の「投票基本フォーマット」に則り、この記事のコメント欄に投稿してください。
 その際、『ブログ管理人にのみ表示を許可する』のチェックはしないで下さい。
 締め切りは29日終了までです。

 全員が投票を終えるか、投票期間が終了した場合、投稿されたコメントを一挙に承認し、公開します。
 その際、企画側がコメントをコピーして掲示板に再投稿しておきます。

●決戦進出者(七名)
 ビクター、Raise、@、G、鈴一、かるがも、わたぬけ

●投票基本フォーマット(感想・投票理由、コンテ感想は何行でも構いません)

 1位、作者、「作品名」
  感想、投票理由

 2位、作者、「作品名」
  感想、投票理由

 3位 作者、「作品名」
  感想、投票理由



Comments on this preview ○●    

●○ 2007/11/26 16:46
 どうせ一般受けなんてしないんだろだって今まで割り切って短編で二回ホラー書いてきたけど二回とも0点だったものプラマイで0点だったもの。とか思ってたけどそこそこ楽しかったので別にいいかちょっとショックだけど。そう思いながらページを開いてこの結果なんてフェイント? しかし確実にブロック統合されていたら私は三位以内に入っていなかっただろう。もっと面白いホラーが書きたい(´・ω・`) ていうか短編コンテストでホラーって少ないね。やっぱり怖いのかな。8割くらいの確率で玉砕する。結論から言うとすごく怖いからお勧めしない。私ですか。もういいんだ。ちなみに優勝はいつでも狙っています。
 それでまあとりあえず嬉しいということです。ワーストに入れた人たちごめんなさいでも後悔はしていないとか思いながら感想書いていこうと思います。そういえば出場したら絶対に決勝進出してる気がしてきた。前置きがこんなに長いのは私だけ。

 Aブロックは全作レビューしたのでもう感想書かなくていいよね。だからBブロックの感想を。


Gさん、「夜店の植木鉢」
 ホラーだと思った。ホラーっていうかミステリーだと思っていた。むしろ。Gさんの作品は地味に面白くて好きなんだけど最近爆発してくれない。あのときを思い出してほしい。さあ、私の顔を(ry
 私のこの話はきれいに終わらせるよりもそういう終わり方が良かったのかもしれない。(ホラーとかミステリーとかね。文脈がおかしいのはバグが起きてイライラしてもういいやとか思ったからです。パソコンなんかにまけない)
 なんだかんだ言って面白かったし、見終わった瞬間絶対にベストに入ってるなとか思いました。入ってた。
 テーマ昇華は当然のようにできていました。子どもも産まれましたねえ。良いことづくめすぎてつまらん。もうちょっとこう……なにか……なにかを……。
 それにしても樹にも感情があるというベッタベタなテーマをここまでひっぱったのはすごいです。これが二十枚? 嘘だろ?
 みたいな。すらすらと読めてしまうあたり、私が心で否定しても体がこの作品が面白いと告げている。嘘です否定してません。
 しかし、なあ。いかにも一位取れる作品です、みたいな感じでどうにも……。やっぱりGさんの覚醒を待つか。決してギャグ路線に走れとか言ってるんじゃなくて、こう、予想できない終わり方、ストーリーを望んでいるわけです。
 面白かったです。でも印象にあまり残らない作品でした。ちなみにGさんの表現好きです。


鈴一さん、「親愛なるマウスへ」
 最初に言っておくと私は何様でもありませんしかし小説を評価する時はやっぱりうえから見るのが一番だよね☆ とか思ったので言わせてもらうと、やるな。
 鈴一たんが異常にやる人だった。さすがにびっくりした。これはすごい作られてる。多少無理を感じたし、世界が狭すぎたけど、少女がいるからこそ狭い世界なのだということであれば全然納得できる、これは面白い。この作品好きだと思った。
 タイトルも良かったけどちょっとストレートすぎるかもしれない。別にタイトルで減点することなんて滅多に無いですが。
 マウスにとって世界は彼なのだから、世界を嫌いになれるわけがないですね。うんうん。しみじみ。単に好みの問題かと思われますがこの作品がすきなんだ仕方が無いだろう。
 それにしても、と思ったのが、彼女はどうやって会話してるんですかね。背中とか手の平とか腕とかにいっぱい書くんですか? あんなに長い文章を。背中に書いたあの文字はまだ良いとして、やっぱり無理がありますよね。その辺は読者にもっと分かりやすくしてほしかったところ。本当に背中?


わたぬけさん、「月の照らさぬ安息の中で」
 この作品を見終わって、確実にAブロックよりBブロックの方がつわもの揃いだなとかなんとか笑えてきました。この作品もその中の一つなのであり、うんうん、面白かった。
 ただ、こう、主人公の性別が全然分からなかった。「どういうことですの?」まで分からなかった。でも見直したら「おじさま」って言ってた。てゆーか、雲散霧消?
 難しいテーマですね。さり気なく戦争。戦争はもう仕方ないものだと割り切っています。例えばソウみたいに、二人で殺し合いをすることになってしまうとする。ひとりは、明日はたった一人の愛する娘の、五歳の誕生日だ。死にたくない。と思う。もう一人は、もう長くないと宣告された自分の祖母に、ずっと一緒にいようね、と言われていた。これはもうどっちを応援すればいいのかさっぱりわからない。
 複雑なテーマでしたが、ちゃんと読めばすっと読めるもんでした。良い意味で。
 しかし老人の素性を隠しすぎていてちょっと読者が意図を掴めない感じ。まて、冷静になれ。これはおじいさんの罠だ。そう思いながらも踏み込みたい……。わからない最後の言葉が……。自分の読解力の乏しさに泣いた   りはしない。
 結論から言うとこの作品は確かにベストにあがるべき……とは言いにくい。


かるがもさん、「かすむ青」
 テーマ昇華が薄い気がした。でも気にしないことにした。ところで何度変換しても昇華になります。もう飽きたからもとに戻そうとしてるのにこのワードパッドはどうやらツンデレのようです。悪いけど私素直ヒートが好きなんだ。
 それにしても「味噌ラーメンって美味しいッスよね!」←これは秀作。思わず笑った。すいません笑いのツボが広くて。人のギャグが面白くなくても無理して笑ったあの頃の賜物なんだと思います。あれ? なんか激しい誤解を生んだな。とにかくいちいちフレーズが面白くてよかったです。
 そしてぼくと友紀さんは愛し合っているんだ。これも吹いた。よくやった。なんかもうあなたは私を狙っているとしか思えない。ギャグがすきなんだ。ギャグは基本ベストに押さないけど地味に好きなんだ。
 この二人はこれからどうなるんでしょうねえ。楽しみです。そういえば田口くんですが、ちょっと元ヤンキーぽかった感じを今でもみせてほしかったです。結局支えるのは主人公しかいないわけですが。
 地味に本当に地味に面白かったです。よくいえばささやかな幸せ。


1 ヒューマンバランス:ビクターさん
2 えもちにあ・もちおにあ:Raiseさん
3 かすむ青:かるがもさん

 結論を言うと、Aブロックのほうが絶対面白かった。

●○ 2007/11/26 18:24
『決選投票』

 今回は自分的に色々涙目な状況。
 とりあえず俺の作品が決勝にこれて、朱空さんや鮭さんの作品が落ちるとかありえねー。
 そんな感じなので、なんかいつになく申し訳ない&釈然としない気持ちで決勝に来てたりします。

 ま、とりあえずは投票を先に。

一位、Raise:「えもちにあ・もちおにあ」
  この作品以外に一位に据えられるものが無い。
  最後まで読ませる文章の楽しさと、身近な愛を共感できる綺麗な作品だった。
  正直、この作品以外は、自分のを入れて全てどこか釈然としない消化不良なものを持っている。
  全て書ききっていて、ちゃんと「完成」しているのはこれだけ。ゆえに一位はこれしかない。

二位、かるがも:「かすむ青」
  釈然としないものは残るが、面白さという部分で、Raiseさんの作品とこれが飛びぬけていた。
  本来なら三位あたりに入れたかったが、二位に据えるべき作品が無かったので二位へ浮上させた。
  

三位、鈴一:「親愛なるマウスへ」
  ごめん。完全に消去法です。
  @さんの作品の方が作りこまれていたと思うが、総合的面白さという面でこちらの方が少し上回った。
  わたぬけさんの作品の雰囲気は良いと思うが、テーマとの絡みという点で少しこちらの方が上回った。
  Gさんの作品も良い話だが投げっぱなしで地に足がついていないけど、こちらは堪えきれずに途中で付いてしまったような気もするが……とにかく地に足はついていた。
  結果としてこうなった……なんか微妙に雑な順位の付け方だなあ_| ̄|○|||


●Raise:「えもちにあ・もちおにあ」
 決勝進出作品の中でも色褪せることのない巧みな言い回しがやはり強かった。
 正直、自分を含めた決勝進出作品の中で、唯一最後まで安心して読める作品だった。
 あとはAブロックのレビューで書いたので省略。

●@:「逢魔ヶ刻」
 なんだろう。決勝進出ということで改めて読み直すと、なんだか読みにくさを感じた。
 またBから上がってきたものが釈然としないところはあるものの面白味を感じたのに対して、これはもうひとつそこが足りなく感じた。
 あとはAブロックのレビューで書いたから省略。

●G:「夜店の植木鉢」
 ああ……良い話でしっかりまとまってるけど、なんだかそれだけ。
 ありていに言ってしまうと、決勝に上がってきた他の3作品よりも面白くない。
 それに文章が重過ぎる。もっとちゃんと推敲して取捨選択しておけば3枚分は削れたはず。書きすぎ。
 物語も慣性の法則で何の作為もなく手放しでまっすぐ進むだけという感じで、言ってしまえば投げっぱなしな気がする。
 そして着地しないまま終わっちゃった印象。
 読後、「あれ、終わり?」って感じで呆気に取られた。

●鈴一:「親愛なるマウスへ」
 むぅ……面白いけど部分的に釈然としないところがあって判断に困る。
 ヒロインはヘレン・ケラーばりの三重苦を持っているにもかかわらず、目が見えているように思えるような「本を読んでいた」とか「唇を重ねる」をしているのが激しく気になる。
 前者は点字か何かだろうが、後者は目が見えないだけならともかく、三重苦を持った人はやらないと思う。というか、出来ないと思う。
 どうせなら、もっとヒロインの動きを徹底して欲しかった。時折、都合よく設定がクリアされてしまうので、面白い作品なのに納得がしきれなかった。
 あと、オムニバス形式っぽく細かく分けてそれぞれタイトルが付いてるけど、その全てに「言葉」がついているのは、「マウス」が「ネズミ」以外に「口」という意味も持っているからなのだろうかと思ったんだがどうなんだろう?
 そう考えても物語には合う気がする。だからといって、あまり意味があるわけでもないけど。
 
●かるがも:「かすむ青」
 うわ、おもしろっ。主人公と元ヤン兄さんが楽しい。ところどころに見られるセリフのセンスが光る。
 構成とか文章とか細かく突っ込みたい部分はあるけれど、それに目を瞑れるだけの面白さがあった。 
 主人公から質感が伝わってきたし、元ヤン兄さんもずいぶんとキャラが立ってる。
 ただ、やはり余計なところもいくつかあって、そこがちょっと残念かなと。もっと整理した作品できるはず。
 でも面白かったのは面白かった。

●わたぬけ:「月の照らさぬ安息の中で」
 言おうとしている理屈は分かる。でも、それがいまひとつ作中で「愛」に結びつききっていない気がする。
 ただ作品の雰囲気は好きだし、淡々としているものの話も面白いと思う。でもテーマが物語に上手く絡めてないな、と思った。
 あと文章にツッコミたい部分が結構見つかった。さらに言えば、全体的に重くてぎこちない。雑味が多い。
 それと老人の語りが、本当に老人の語りにしかなっていないところがもったいない気がした。昔語りの方にも面白味が欲しい。

●ビクター:「ヒューマンバランス」
 ごめんなさい。これは駄作です。予定していた完成度を100とするなら、これは50くらいしかない。
 ちゃんと時間かけて書いたのは「そこには馬鹿な私の証が刻まれている」の行まで。この時点でもう最終日とか。
 直前に書き込みしたように、残りは二時間くらいで大急ぎで書いた。全然消化不良すぎて納得できない。
 せっかく丁寧に考えて置いた布石は半分くらい放置してるし、作品を統一した空気で染めようとしたのに最後が大慌てすぎてブレイク。
 当初からラストに使う予定だった「きみの支えに〜」のセリフは、そこに繋げるところがダメすぎて予定していたものの半分以下の力しか持たなかった。
 それぞれ丁寧に作ったミニエピソードを集約するラストであるはずなのに、そこが一番やっつけで雑すぎたせいで結果的に駄作になってしまった。
 ラストまでちゃんと書ききった上で、さらに推敲すべき部分はたくさんあったのに、それらも全部放置。
 正直な話、今回の作品は「書ききれなかったのをやっつけで書いた」という意味で、今までで一番酷い。
 やっつけで書いた最後の部分、言葉を丁寧に考えていかないと、男は単なる自己満足なだけになってしまうし、ひきこもり娘が作者の意図によって男に迎合される予定調和を感じさせてしまう。
 そもそもアガペーという思想自体、実際に行うには無理のあることなんだから、これらを読み手に感じさせないよう細心の注意が必要だった。
 でも時間無くてやっつけで書いたせいで、ヒッキー娘を超展開で逆ギレさせざるを得なかったし、それに対する男の言葉がすっげー言い訳くさくて泣ける。
 最後は強引に話をまとめるために状況整理とか……もうね、なんつーか、ごめんなさいとしか言えないですorz
 しかも今回、某氏が見にくるかもしれないという話を朱空さんから聞いて、何だか無性に「ごめんなさい」を百回くらい連呼したい気分です。

 どうにもここ最近、時間という壁にやられている。期間内に満足のいく出来に仕上げられない。
 しかも今回は密かに、「打倒・鮭!」を掲げていたのに決勝に来ないし、朱空さんも来ない。
 でも打倒とか言ってたくせにこの完成度の低さが情けなくてどうにもならないのに俺だけが決勝進出とかしてて……。
 いやね、もうなんか色々リアルで涙目です_| ̄|○|||

●○ 2007/11/27 19:56
何この誰もが予想しなかった波乱の展開。
私がここにいるとは……正直驚きです。驚きすぎて全作レビュー。敬称略。

わたぬけ:「月の照らさぬ安息の中で」
一回レビューしたから省略して良い? 駄目? あそ。じゃあします……(´・ω・`)
こないだも言ったこと。情景描写がつらつらと続いている文は見ていて目が痛くなる。会話をもっと効果的に織り交ぜてテンポよく仕上げられてたらよかったのに、と悔やまれるところ。
文章表現やその他の点については優秀。この世界観に合っているので、見ていて辛くなかった。
後は……すいません。書くこともうほとんどないです。もっと詳しく聞きたかったらメッセ板の方にでもry

G:「夜店の植木鉢」
一回レビューしたから省りゃry
これも前回と言うことはほとんど同じかもです。設定としては面白かったのに、オチが王道に走ってしまったのがちょっと……と、王道しか書けない私が言ってみる。
嫌いじゃない。嫌いじゃないけどもう一押し欲しかったところ。
ややインパクトに欠ける感のあった作品。残念。嫌いじゃないけども……

かるがも:「かすむ青」
いっかry
この手の作品はやっぱり大好物。設定が一瞬ありきたりに見えるけども、それをしっかりと文章でカバーしているのが美しいです。
ただ、やっぱり気になるのが入り方。インパクトある出だしを狙ったのだろうけど、私的には「くどい」と一蹴してしまいたい。
ただこの会話の掛け合いだとか、文章構成だとか、そういった点が優秀だったことにはなんら変わりがないわけで、カラッとした読後感もとても気持ちがよいものでしたので、その点は十分評価に値します。

@:「逢魔ヶ刻」
なにこの読み終わった後のヌルヌルカラカラした感じ、と。正直ホラーは苦手……でも読まなきゃ評価はできない。頑張れ、俺。
つーわけで評価です。
雰囲気作りが非常にお上手。うん。本気で怖かった。ただ文体に統一感がちょっとばかり欠けていたかな、と。読んでいて「おや?」と思う箇所が所々ありました。
まあそれがこの作品のミステリアスな空気をより濃くしているのだけれども、それはまた別の話。
読んでる最中に「その辺は脳内補完するところなんだぜ!」と親指立てて歯をキラーンとかさせてる@sの映像が所々見え隠れしたのは、多分今私が腹痛を抱えているからか、もしくは私の読解力不足。多分後者。
だけれども……謎は謎のままっていうのは好きだけれども……読み手に頼りタイのはわかるけども……私には完全に理解するのは無理。自分ゆとりなんだぜ。
その他の点について。テーマ消化も問題なかったです。ストーリーラインの組み立て方も……私にはこういうのはできないんだろうなぁ、と。
あー、怖かった。色々な意味で。

ビクター:「ヒューマンバランス」
話の入り方が、はっきり私好みではなかったです。でも内容にはガンガン引き込まれたのは不思議……
ストーリーラインの組み立て方が丁寧。というか丁寧すぎです。どこもぶっ飛んでいるところがない。少々物足りなかったところ。ただその中で、ここまで話を膨らますことができたのは素晴しいです。
冒険心が欲しかった。もっと、こう食いついていける箇所がこの小説には必要だと思いました。文章表現等が丁寧だっただけに悔やまれる……
所々で出てくる男の台詞がちょっと安っぽいかなあ、と。良いことを言わせようとか、正直この小説ではしない方がいいです。
キャラクターの作り方が非常にお上手。日ごろから人間観察をしているとか、そういった印象は受けなかったけど、非常に丁寧な作り方をしてらっしゃる。
進むにつれて盛り上がっていくストーリーは、無理のない展開とマッチして、非常に丁寧な雰囲気を作り出していて、お手本にしたい位です。


Raise:「えもちにあ・もちおにあ」
あーもう、何でこんなにステキかな? あなたの書く文章は。
なんというか、文章全体が一本の線でしっかりとつながっている印象を受けました。
読んでいて非常に気持ちが良い文章。テンポよく進んでいく文がとても心地よかったです。
と、ここまでは文章の話。ここからは内容の話。
ずいぶんと枝の多い木だな、と。そういう印象。文章は綺麗だけれども、内容の方はあまり進展がないじゃないか、と。10行くらい読んで思いました。
設定は嫌いじゃない。タイトルの「えもちにあ・もちおにあ」という言葉にも非常に魅力を感じる。ただし、それは設定で持ってかれたんじゃないか?と、自問自答。
よく見たらストーリーらしきものが希薄ジャマイカ。と思うのは自分に文学の心得がないからかと。
枝を全て取り払ってみて、それでこの作品にどれだけのものが残るのかと駄文書きが突っ込んでみる。
但し、その枝の部分が非常に魅力的。取り払う?そんなんできるわけないじゃん。
差し詰めいつまでもほおばっていたい、ミルクキャンディーのようなもの。その位中毒性のある文。
キャラクターのかわいさに嫉妬。完全に自分好み。鮭sといいRaisesといい何でこうピンポイントに来るのかねぇ。俺の好みを知ってるんじゃないかなうん知ってるはずだよ。
テーマ消化に関しては微妙なラインだったけど気にしない。それが可愛さスペック



ということで順位です。

 1位、Raise、「えもちにあ・もちおにあ」
  投票理由:文句なしで自分の好みストライクだったことと、文章構成が他のどの作品よりも優れていた、という点を評価してこの順位です。

 2位、かるがも、「かすむ青」
  投票理由:やはり負けてしまう。この文章は本当にストライク。但しRaisesのが150Km/hだとしたらこの作品は130 Km/h前後。理由は構成力。最初の方のあなたの文は、さながら固結びを連続させたような印象。一位との差はその点に尽きると思う。

 3位、@、「逢魔ヶ刻」
  投票理由:ホラーは……ホラーは駄目なのよ。嫌いじゃないけども、読みにくいというか表現がごちゃごちゃしていたというか、もっとすっきりとした文で私を恐怖のどん底に叩き落して欲しかった。

以上。自作品について?あぁ、王道王道。ご都合主義?言い訳させて。この話にはハッピーエンドがよく似合うと思ったんだ。だからこんな結果にOTL

●○ 2007/11/27 23:09
 トイレに入ってすぐ脱水〜狂気の下痢症状〜
 ↑昨日こんな状況で、今日学校休みました。で、父の携帯で結果見たら決勝進出で、「今パソ禁だよwwwww何だこの新手のイジメはwwwww」とか言いつつこっそりパソコン盗んできました。めっさ緊張した。
 時間が無いのにレビューする。父に見つかったら途中で打ち切る。

■わたぬけ:「月の照らさぬ安息の中で」
 タイトルが読み難くてやるせなかったのと(つきのてらさぬあんそくのなかで、って一度の息、しかも腹式呼吸で言うと何だかちょっと偉いことをした気分になれます)、前半の寡婦のキャラがあまりにも生きていなかった、というので序盤から読む気が少し失せました。というか、タイトルだけじゃなく、全体的に文章のリズムが悪過ぎる気がします。「そんなことを思いながら、機関車は私の愛するものたちの待つ町へと着実に歩みを進め坂道を下っていった。」とか、一度の息じゃ読めない。生理的に読んでて不快な文章でした。ていうか、成長してるはずの寡婦のキャラが何でこんなにつまんないのか。寡婦の悲しみとかをもう少し前面に押し出せるような演出があればな、という印象。そこに眼をやれず、単に憎しみの浄化、というだけの話にしてしまったところに、嫌らしい淡泊さがある様に思いました。実は「憎しみ」があったんだ! みたいに演出されたところで、「当然っしょ……」というリアクションしか取れない僕としては、小奇麗にまとまっている退屈な小品、という印象でした。演出が無さ過ぎる。立体的・多面的に小説(人間)を描くという心得が必要なんじゃないかな、と思わされました。

■かるがも:「かすむ青」
 文章の書分けが出来ていない、という印象です。後半のラフな部分には小気味のいいものを感じましたが、前半の二度の告白の部分が長過ぎる。ここをもっとあっさりと切り離す、もしくは多少流れを踏みにじるようですが、中に入れてしまう、その方が良かったと思います。ていうかこの話三行でまとまらんの? みたいな。最終的な持ち味がどこか、というのがちゃんと解っていないまま(もしくは無計画のまま)書いたからこういうことになってしまっているんじゃないかな、と思います。前半は比喩が流れを乱してる様な結果にもなっていたし、もしかして筆が滑っていなかったんだろうか。評価はしていますが、後半もなかなか書分けが無くて退屈な場面が多かったです。本当に面白くなってきたのが吉孝を問い詰めるところからというのが何とも辛い。「どこが面白い」かをしっかりと意識して、その持ち味を生かすような構成を考えて書いてみて下さい。

■鈴一:「親愛なるマウスへ」
 こういうキャラクターだけで動かす小説が苦手(趣味です。ごめんなさい)な自分としては、読んでいて中々に辛いものがありました。というか、悲しいぐらいにマウスを生かせていない。「言葉」がテーマであって、その言葉に中々辿り着けないマウスが核を成しているはずなのに、ただ単に主人公といっちゃいっちゃいっちゃいっちゃしているだけ、というのが辛かった。ヨハネなんて引用してるならもっと大仰に、大げさに。引用というものは、難しいものです。持論なのですが、自分の言葉に出来るぐらいじゃなきゃ、引用なんてしちゃいけない、と思うのです。私見を押し付けるような真似をして悪いのですが。それに引きずりまわされるか、それだけが浮いてしまうか。今回は浮いてしまったタイプのケースで、全く意味がない。それと、マウスと普通に会話が出来てしまう状況だから、彼女のシチュエーションの味が全く生かしきれていない。材料だけはかき集めているものの、調理不足、という印象です。何をどこに当てはめるか、ということを考えながら書いてみてください。

■G:「夜店の植木鉢」
 良くなかった。というか、どこをどう突っ込めばいいのか解らないぐらい、良くなかった。もしかするとこれは中学時代にありがちな「いい話? んなの現実にねーよww」とかいう痛々しいフィルターが僕に付いているからかもしれないが、とにかく、良くなかった。今までの作品と何が違うのか考えてみた。「たびだちのきせつ」と比べてみた。解らない。もしかすると「つまらない」としか言い様がないのかもしれない。確かに愛情で成長する木の使い方があまりにも退屈だった。もっと色鮮やかな生かし方があると思った。話の筋もつまらなかった。ハッピーエンドだからというわけじゃなくて、あまりに浅い。深みが無い。それが悪いのじゃなくて、深みが無いのにやたらと文章がもっちゃりしてる。多分、「文章の流れが悪過ぎる」というところにあるのだと思います。魅力が無い。ここまでレビューした三編では言葉そのものに輝かしさとか味なんかはなかったけど、少なくとも実用的な言葉だった。ここではそれすらない。言葉が、もったりしてる。読物だから、もっとアクティブで機敏な言葉の方が向いているんじゃないか。こういう底の浅い作品なら尚更。そういう言葉に対するきめ細やかさが今回の作品では無かった。「たびだちのきせつ」にはそれがあった。どういう言葉が最も効果を挙げるのか、そしてどういう効果を挙げたいのか、ということをきっちり整理して作品を書いてみてください。

■ビクター:「ヒューマンバランス」
 @さんのもしていないに等しいけれど、ビクターさんはまず「してない」のでレビュー。アガペーというのがあまりに生かしきれていないというか、使うタイミングが悪過ぎる。このアガペーの大切さが核なのに、それがあまりに最後、しかもこの言葉使いでの終止部に来てしまっている。こういう言葉使いは読みやすいのは確かなんですけれど、余韻というものが全く無いんです。いや勿論出すことは出来るんですけれど、相当難しい。これもGさんの作品と一緒かな。どういう言葉で、どういう効果を挙げたいのか整理出来ていない。とにかくこのアガペーの大切さに対して考えを巡らせてくれるようなエンドでは無かったのは確かです。ひきこもりの更生、という結構日常的な話だったから仕方なかった、というのも大きいと思います。題材のミスもある。平凡な題材から気付かせる、ということは大事です。読者により共感を感じさせる、そして最終的なテーマまで同調させる、という意味で。しかし、このアガペーというテーマは、そもそも枚数からして向いていなかった。どうせならショートショートぐらいにして安定させてくれた方が良かった。テーマがあまりに大き過ぎるために安定を失った作品だな、と思いました。もしくは長編。テーマに対しての読者の共感をどういう手法であれば最も得れるか、またその為に辿り着くにはどういうギミックを仕掛けたらいいか、というのを考えてみてください。

■総評
 残念でした。Aブロ・Bブロともに「これしかねーよ」っていう作品がほとんど無い。決め手が弱過ぎる。これってもしかして皆の怠慢? みたいな。いや調子に乗ってるとは思うんですが、実際のところ点数をあげれる作品が@さん・ねおけーさんの作品しかない。三位は完全な消去法です。あと全体的に緊張感に満ちた作品というのがほとんど無かった。スタンスを見るのは邪道だ、ってヨーグルトの人に言われましたけど、流石にこれは見ざるをえない。小奇麗にまとめている様に見せかけているだけで、結局は退屈だとか、演出がないとか、そういう作品が多かったです。そういう意味でAブロのコーダー「花の影」の落選は本当に残念。いや、愚痴で悪いんですが。とりあえず、作品、ちゃんと読みましょう。再投票した僕も勿論読んでなかったことになるわけで、やっぱり読まないとその作品の真価が解らないんです。そんな状況での投票って、短編コンテストを芯から楽しんだことになるものなんですか? そういうのって、辛い。自分も反省する。再投票なんて真似してるし。自分も同類。とりあえず自分も眼もっと使う。反省してる。

ベスト一位:@「逢魔ヶ刻」
 これぐらいしか一位には出来ない、と思いました。大人にしてしまうことで余韻を見事に削いでしまっているミスといい、放出しきれていなかった(解題を見るのは卑怯なんですけど)世界観といい、作品としては無計画なものがありましたが、戦略としてのイメージを彷彿とさせる言葉使いや、惹かせる不安定、日本的ホラー要素を効果的に盛り込んだ面を評価すると、この作品群では一番でした。全体的に真面目。

ベスト二位:Neo-K「シーサイドシーソー」
 テンポというものを意識した会話が良かった。後は寂しさかな。それを膨らませられていなかった書分けにはちょっと残念な感を抱いたけれども、@さん以外の作品群ではこれがずば抜けてた。ことばが、気持ちいい。これが大きい。

ベスト三位:かるがも「かすむ青」
 残りの作品群ではタイトルが一番良かった。前半のおっそろしいほどの退屈さと後半のほとんどの文章を抜きにして、最後のところの物悲しささえ感じさせるぐらい投げやりな会話のところに大きく加点が来たかんじ。言ってしまえば残りの作品群が全部どんぐり背比べな状態だったので、タイトルが良いこれを選んでしまった感じ。何か釈然としないんですけど。

●○ 2007/11/27 23:17
 再投票です。ねおけーさんを普通に決勝に行ってた人だと思ってました。俺痛い子。選びたくないなあ、ねおけーさんが居ないなら。辛くなってきました。

 ■ベスト一位:@「逢魔ヶ刻」
 変わりません。
 ■ベスト二位:かるがも「かすむ青」
 二位には値しないんだけど、仕方ない。
 ■ベスト三位:わたぬけ:「月の照らさぬ安息の中で」
 三位にはry 完全なる消去法です。ただ鈴一君・Gたんの作品はどうにも好きになれないし、ビクターさんは努力は解るんだけれどテーマ選びがそもそもの問題、ということで小奇麗にまとまってしまっている割には結構粗いこの作品に投票せざるを得ません。いや、こんな言い方をして本当に申し訳ないとは思うのですが、今回の作品群、ちょっと退屈でした。ごめんなさい。

●○ 2007/11/29 19:21
今月の短編コンテストもいよいよ終わりですね……! なんだか名残惜しいです。来月が参加できないかもしれないからでしょうか。パソコンにも骨休めをさせないといけませんね、というわけで順位です。

ベスト一位:Raise「えもちにあ?もちおにあ」
理由:この透明感、手ざわり、そして圧倒的な読後感の良さ。キーワードでもあるタイトルの可愛らしさ、「愛」を見るときの視野の広さ、壮大さ、どれをとってもすごく好みでした。最近リアルの方で辛いこと続きでへこたれ気味だったのですが、ちょっと癒された気がします。そして主人公の返事「あい」も、実はテーマを生かすための小細工だったのかな? と思ったりしました。
良かったです。


ベスト二位:わたぬけ「月の照らさぬ安息の中で」
理由:理由はブロック投票時に言ってしまったのですが、やはり雰囲気が好み。おじいさんが特に好きです。
ここまでの上位二名は、雰囲気による好みが大きいですね。


ベスト三位:@「逢魔ヶ刻」
理由:わあ、ホラーだ! しかも怖すぎないホラーだったので、僕にもちゃんと読めました。読後感はいいのやら悪いのやら、しかし主人公には生きていてほしいなあ。でもあかりのもとにも行かせてやりたいし…。という葛藤が生まれました。悪い意味では決してありません。
逢魔ヶ刻って結構自分の中ではヒットワードだったりします。「黄昏」の由来を初めて見たのはジャンプの読み切りで掲載されていた「ワールド4U」だったかな。そのときは本当、びっくりしました。そうだったのか! って(笑)
これは題材がすごく好みな作品でした。ゆえにランクイン。



終わりです。それではみなさん、お疲れ様でした!

●○ 2007/11/29 20:38
えっとまず未だになぜ自分が3位になってしまったのか納得がいかないでいます^^;
なんか不幸な事故でたまたまベストに入ってしまったというか、こんなこと言うと僕に投票してくれた方に失礼なんですけど(汗
とにかく何より自分がこの順位になったことに驚いております。棚からぼた餅というよりも青天の霹靂です。
しかしなってしまったからにはその責務は果たさねばならないので、決選投票といきます。
なんかアンケートでは「今回は読めない奴が多い」とか言われてるようですが、はい、まさに自分ですorz
ではでは、投票へ……



 1位、Raise、「えもちにあ・もちおにあ」
 ブランド志向とか、この人の作品だからとかいったことで高い評価をするというのは好きじゃないんですが、この作品は本当に流石と言わざるを得ない。(あ…ブランド(ry
 最初に読んだときは、なんか難しい話を交わしているなという印象で、そこまで良い印象はなかったんですが、二度目に読み直したときにもうなんだか良い意味でため息が出てしまいましたね。
 本当は一回目の時点で気づくべきだったんでしょうが、なにぶん鈍感なものでしてw
 物語序盤から言われてる「Oの居場所」については終盤できちんと結論づけられていて、主人公の世界に対する愛の表現のために一役買っていたように感じます。
 それとこれまた序盤に出てきた「飛行機が世界を一周する云々」というのは、これもまた「O」に関する伏線だったんですね。
 余談ですが「愛は憎悪より強いと一万年と二千年前から相場は決ってるぞ」には思わずニヤリとしてしまいましたわw
 

 2位、@、「逢魔ヶ刻」
 なんというかこれはホラーに分類されるんでしょうね。
 文章が丁寧でボリュームにもかかわらず、スーッと読めてしまいましたね。
 中盤から出てくる女性の幽霊と思しき者の正体も、実は未来の自身(あかり)の姿であったという伏線とその消化の仕方が見事でもあり、また物悲しさに包まれていました。
 「愛」というテーマから見ても、終盤にかけてが見事で主人公の今の恋人に向けている「愛」の形と、追憶の中のあかりに向けられている「愛」の形の違いが感じられました。
 ホラーでありながら、その中で「愛」が上手く溶け合っているというか、そういう印象でしたね。
 

 3位 G、「夜店の植木鉢」
 予選投票で言いたいことはだいたい言ったので、加えて言うことは……ちょっとだけあります(笑
 2位との差ですが、序盤に出てきた夜店の店主をラストに関わらせてもよかったんじゃないかなぁ、ということです。
 いや、単にこれは自分が藤子不二雄Aの「笑ゥせぇるすまん」を個人的に好んでいて、そういった意味合いからかもしれませんが。




 ※投票を終えて

 疲れました。いや、悪い意味でなく。つまり軽い運動後の心地よい疲労みたいな(笑
 さすがどの作品も決選まで進まれただけあって、ボリューム満点、レベル上々、ストーリー拍手物、という感じでみなさんの作品を読めば読むほど、自分のが場違いというかKYな作品に見えてきて(ry
 そう感じるのはやっぱり自分のが未熟だからでしょうかねw。本当に短編コンテストに出場して良かったと思います。
 ただ、ですが。まあ今までのコンテストは傍観者の立場でいろいろ読ませてもらってたんですが、やはり結構言われているように(特に自分が含まれてますけど)全体的なレベルというかそういった表現を使うのはあんまり好きじゃないんですが、落ち気味なんじゃないかなあと感じざるを得ないですね。
 正直テーマの「愛」というのも扱いが難しかったと思います。まあそれは執筆側の言い訳に過ぎないんですね。
 まあそうであっても、この短編コンテストの質の高さは他に比べれば段違いに高いものですから、これからも良作に期待です。
 次回も機会が許すなら出場しようと思います。









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