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2008/01/26//Sat * 02:26
●決戦投票に際しての注意事項 決勝進出者6名のみで決選投票を行います。 6名は、未読の作品を読んだ上で、上位三作品のみを「投票理由を十分に付記した上で」挙げてください。 投票は下記の「投票基本フォーマット」に則り、この記事のコメント欄に投稿してください。 その際、『ブログ管理人にのみ表示を許可する』のチェックはしないで下さい。 締め切りは29日終了までです。
全員が投票を終えるか、投票期間が終了した場合、投稿されたコメントを一挙に承認し、公開します。 その際、企画側がコメントをコピーして掲示板に再投稿しておきます。
●決戦進出者(6名) ビクター、Raise、かるがも、G、じょら、わたぬけ
●投票基本フォーマット(感想・投票理由、コンテ感想は何行でも構いません)
1位、作者、「作品名」 感想、投票理由
2位、作者、「作品名」 感想、投票理由
3位 作者、「作品名」 感想、投票理由
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Comments on this preview ○●
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●○ 2008/01/28 17:25
1位、じょら「端的パラノイア」
おもしろかったです。同じ物書きとしては感情移入がしやすい部分がたくさんありました。
ずらーっと並んだ文に圧倒されましたが、読んでみると全然長く感じません。一文一文に面白味がにじんでいる所が私好みです。
キャラの立ち方もハッキリしていますね。特に姉さんがカッコよくて惹かれました。出てすぐに引っ込んじゃったのに、なんでしょうかこの存在感。
2位、Raise「夜の燦」
一言。よかったです。
Aブロックのレビューに書いた通り、雰囲気、素朴なストーリー、どれを取っても私好みです。
一位にしようか二位にしようか悩みましたが、じょらさんの方がピンポイントだったので二位です。
3位、G「雨空に消えた」
ねこ大好きです。私はアレルギーですが、目の前に居たら触りまくります。
普通に感動できるお話は、私だったら昼メロ展開にしてしまうので絶対に書けません。尊敬してます。
私がこのお話を書いたら、
ねこ「あなた、裏切ったのね! 許さない。復讐してやる……」
という展開にします、絶対。
わーっと盛り上がる部分がなく、薄いなあと思いましたが、胸にじーんときたのでこの順位です。
上手い作品のレビューに褒め言葉しか書けないのをどうにかしたいなあ。読書量の少なさのせいだと思うので、行き着く答えはやはり日々精進です。地道にがんばります。
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●○ 2008/01/28 19:59
こんにちは。投票します。
1位、わたぬけ、「僕の竜」
決勝に進んできた作品を通して読んでみて、これに勝るほど面白いと思った作品はなかった、というのがベストの理由です。かるがもさんのとちょっと迷いましたが、 最終的な決め手となったのはやっぱり好み。あとはブロック投票のときに言ってしまったのでこのくらいで。
2位、かるがも、「砂漠の雨乞いサボテン」
いや、これはすごくおもしろかったです。オチがすごく効いていて、何人かの方が言っているように再読させられますね。特に「昨日まで春だと誤解していた」とか「そういえばねね、老けた?」、これをオチを知った上で読むとなると、本当に切なくて泣きそうになりました。過ぎていく日々の中、延々と一日を「リセット」され続ける主人公。彼女が健気すぎてまた泣きそうになりました。ライトな文体なのに切なさがこみあげてきますね。その手腕には感服です。あとはまあありがちなことを言ってしまうと、会話文中心だったのでするする読めました。これはオチゆえに会話が一段と引き立てられていたと思いましたね。
ただ、枚数のせいかラストが駆け足だったのがちょっと残念といえば残念。それさえもあまり気にならないほど好きです、この作品。
3位、じょら、「端的パラノイア」
畳み掛けるような文章が非常に好感触でした。この疾走感がたまらない! くどい比喩がなくて、読点を最低限にしか用いていないところなんかにこの読みやすさはあるのでしょう。何にせよ「つっかからずに読める」ところがすごくよかったです。残りはブロック投票参照のこと。
残りの作品にひとことずつ。
>ビクター:「思い出の神様」
物語に起伏がなくて、ずっと平坦な地続きみたいな印象でした。「鍋と自分は〜」なんかのくだりはラストでしっかり機能していて、うまいなと思いましたね。
文章をスマートにまとめようという努力がひしひしと伝わってきました。改行が多いのが何のためだったのかちょっと分かりませんが、とにかくつっかえずには読めました。
それでもどうしてか拭いきれない「淡白な感じ(言い方陳腐でごめんなさい)」が漂っていて、どこかこれと言える見所がほしかった気がします。印象に残ったシーンがあまりなかったというのが正直なところですね。ちょっと退屈。だから素直に面白いと言えませんでした。
>Raise:「夜の燦」
物語に入りにくかったです。「葉子」と「春枝」がごっちゃになっているところなんて非常にマイナス。作者自身がはっきり識別できていないんじゃないか、と疑いたくなりました。文章のテンポも悪い。正直読んでて辛い。無意味な読点があまりにも多いと感じました。物語に合わせた重苦しい文体を、たぶんまだ制御しきれていないんじゃないだろうか。そんなことを考えました。でも挑戦は認めざるを得ない。成長の通過点として見れば、本当に頑張っているんだなあと。
と酷評から入りましたが、淡々と進むストーリーの中で語られるドラマには思わずため息が出ましたね。作中で何度も出てくる「かがり火」がちょうどいい淡さを醸しだしていたと思いました。煙草の火、かがり火、照らし出された川面、などとどこか明るいところがあるのだけれど、人間のドラマはちょっと暗い。そのあたりの対比がうまくできていたように感じました。
この暗さ、第二回を読んでいるような気分でした。あのときをはっきりと覚えているわけではないけれど、同じような感覚で感想を書いていた記憶があります。こういう暗さ、やっぱり浸ってしまいますね。こう、深く心に根付いてくる感じ。たぶんすぐには忘れません。そういう奥深い力強さを秘めた作品だなあと思いました。
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●○ 2008/01/29 00:18
ちちがくる。ちちこわいよちち。
はいはいランキング。所属ブロック「A」Raiseです。
ガンダムマイスターのメンヘルが深刻化してきた今日この頃、皆さんいかがお過ごしでしょうか。
(1位)かるがも「砂漠の雨乞いサボテン」
やはりこれしかない。手垢がちょっぴり付いたジャンルですが、ライトで物悲しい文体等、完成度の高さは今回一番だったんじゃないかなあ、と思います。タイトルがちょっと洒落ている(いながらも切実なんですけど)ところも好きです。
(2位)じょら「端的パラノイア」
モノクロームの饒舌な文章が延々と、おそろしいぐらい凡長なくせに物凄いスピードで、展開されていく様は心くすぐられるものがありました。後半でスピードダウンしたのが個人的には減点箇所だったのでここが一位と二位の切れ目です。ちなみに興味深いなあという意味では一番でした。タイトルもやっぱり小洒落ている。
(3位)G「雨空に消える」
完全な消去法です。イメージと呼応し切れてないもったりとした文章、リズムを阻害する構成等、引っ掛かる場所は大きかったですが、言語空間を練ろう、というような心意気が感じられた。「思い出の神様」は空間そのものが結構退屈だったりするし、「僕の竜」はまだ空間を練ること自体に慣れていないみたいに思われた。それを踏まえて三位です。
きみはレビューをしてもいいし、しなくてもいい。
でもします。
(1)わたぬけ「僕の竜」
文章について。
「しかしどういうわけかいくら脳みそをの中の棚をひっくり返しても昨日のことが思いだせない。」にタイプミスあり。「脳みそをの中の棚」ではなく「脳みその中の棚」かな。
全体的に文章がもったりしているなあ、という印象です。別に竜が出てきたからファンタジー、だからもっと文章のテンポを速くするべき、だなんて乱暴なことは毛頭言うつもりはありませんが、ちょっとテンポが悪過ぎると思います。たとえばこれ。始めの方の文章です。
「半身を起こすと最初にその目に映ったのは星の果てまで続いているのではと言わんばかりの、真横に美しいまでの直線を描いている水平線だった。彼、時河 竜樹が横たわっていたのは砂浜で彼のいる場所から一,二メートルも下ればそこでは波が寄せては引くという単調な動作を繰り返していた。」
実際に自分で音読されたら解られると思うのですが、やはりこの文に象徴されるように文章のテンポが悪い。典型的な悪文というか、何文かに分けるだけで随分違ってくると思います。これは完全に推敲の問題。
全体を通して。
構成も悪いなあ、と思います。特に竜樹が現実の自分を思い出すところで文章の詰まり具合はピークに達する。勿論種明かしであるわけですから説明は必要だったとは思うんですけど、それでもこの説明調の文章が続くのは辛い。もうちょっと上手いこと処理する必要はなかったのでしょうか。挿入される夢(母の悔恨)ももう少し小奇麗にまとめられたと思います。
後一番大きいのは肝心のラウルとの対話が今一光ってきていない。幼き頃の自分が描いた絵、童心の象徴とも言えるんだろうか、そのラウルに乗って夢から現実へと戻るという流れを考えると、これはあまりに痛い。かつての自分を振り返って、もう一度現実を受け止める、という流れ、というのはあくまで僕の私見に過ぎませんが、どうであれ、この作品の唯一の登場人物であるラウルとの対話が少ないうえにあまり魅力的でないのは辛い。竜である、というポイントに頼り過ぎなんじゃないかなあ、と思いました。
それから、テーマの「決意」は「現実を受け止める決意」なのでしょうが、これに至るまでのプロセスが全く見えない。現実の自分の立ち位置を再認識しただけで、このような決意が沸いた、というのは、正直僕には理解し難いものがありました。決意するなら、ラウルの背中に乗ったあとなんじゃないかなあ。私感ですが。
ということで、酷評になってしまいました。ごめんなさい。ただ、作品の核たるラウルが生かし切れていない、文章の凡長さを考えると、明らかな推敲不足だと思います。今後の執筆の為にも、今から推敲を丁寧にする癖を付けるべきだと思います。今のままではタイトルが詐欺めいてます。
(2)じょら「端的パラノイア」
スピードのある文章だなあ、と思いました。こういう工夫は好きです。後半の方により加速度を付けたつもりなのかもしれませんが、兄の手紙が終わった瞬間からいきなり速い。いきなり何もかもすっとばして「俺」を中心とした世界が物凄い勢いで(しかもスローモーションみたいな執拗な文章で!)展開されていく。かと思えばいきなりおばあちゃんの弟の話にさしかかり、姉に自己満足めいた電話をかけ、自殺反対論をぶちまけ、ドラクエのCDを割り、しかも玉川上水まで確かな根拠無しに行ってしまう。ここまではタイトル通り「端的パラノイア」なんですよね。
ただ、この吹っ飛んだスピードが、どうしてか、玉川上水のところで急に整備されてしまう。ここが個人的には嫌いなところでした。破綻した、音が割れてしまったみたいな、そんなちょっとノイズめいた言葉の羅列が急におとなしくなってしまう。これがちょっと残念でした。ここからいきなり「端的パラノイア」では無くなってしまう。どうして最初から最後までこのスピードで吹っ飛ばさなかったんだろう、とか考えました。最初の勢いが勿体ない。
破綻した文章を逆手に取ってとんでもないスピードで走る、という手法自体はいいと思うので、正直なところ、文章面についてはレビューする気にはなりません。鬱陶しいぐらいに冗舌でひとりよがりな文体も大好き(前半だけだけど。後半がスピード落ちてたのは「ひとりよがり」のエネルギーが無くなってたからなのかなあ、とか考えたりします)です。ただ、どうしてもこの小説、スピードにテーマが付いていけていないような気がする。テーマが不明瞭(なんだか、いじわるっぽい)な分、そのテーマがどういうものかは何とでも言えるでしょうが、軽く書いておきます。字数稼ぎが半分の目的です。ごめんなさい。これも某サーモンが悪い。
端的パラノイアはたぶん兄弟どうこうというより、小説の本質そのものにあるんじゃないかなあ、と思います。小説は書き手が居ないと作られないけれど、同時に読み手が居ないと成立しない。書き手は自己主張をしてみたい。読み手は自己主張は欲しくない。そんなもどかしいバランスのなかで小説は成立っている。端的パラノイア、というのは、書き手だけでなく読み手にもあるのだと思います。人が死ぬ為に生まれてきたのなら、小説は読まれる為に生れてきた? それとも書かれる為に生まれてきた? たぶん答えはどっちも。どっちもだから、そこには端的パラノイアが生じてしまう、無理解、グロテスクな難解、果ては無関心。読んで思ったのはこんなものかな。自己主張押し付けてごめんなさい。実際レビューしてるよりこっち書いてる方が楽しかったのは秘密。
(3)G「雨空に消える」
瑞々しさが足りない。「タピオカ」とか「火色」みたいな言葉に期待してたんですけど、それでもまだ言語空間に色彩が足りない。単に単語だけの問題ではないと思います。全体的にくどい。雨空に消える、という透明なタイトルが勿体ない。透明にはほど遠い、あまりにもったりとし過ぎだと思います。なんだろう、この文章のテンポはもっとライトでいいと思う。Gたんだけに解る言い草でしょうけど、この小説「Yellow moonのテンポとキーで歌う雨上がりのBlue」的なものがあります。うん。これ本当にGたんしか解らないだろうなあ。まあそれはともかくとして。言語空間(ここでは透明性)をもう少し練ってほしい。イメージしてるものは解るんですけど、文章の質量が大き過ぎて、イメージの伝達が阻害される感じ。
構成としての落ち度を考えると、ソラの首を挟んでしまった、という下り、あそこに追憶部分を入れる理由があまり解りませんでした。これは「私」のトラウマなわけで、ぼかしたような書き方なのも、意図的な忘却がどこかにあるように思われるのですが、これをもうちょっと自然に書いてほしかった。これも文章の「透明感」に繋がるわけです、ライトさに。もっとバックグラウンドと文章を自然に馴染ませるようにしてほしい。自分が言うのは何様な感が漂いますが、この構成のだぶつきもテンポを阻害していると思います。ラストの文章とかそこそこ素敵だとは思うんですが、ここまでのテンポがかなりだぶついてる分、効果を落としている感があって、中々残念なものがありました。
この作品はテンポが悪い。裏を返せばそれだけでもある分だけ、かなりレビューがしにくかったです。全体のイメージはかなり好きですので、イメージに呼応する文体、というのをより努力して作り出していく、という作業が必要なのだと思います。
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●○ 2008/01/29 01:55
なんか決選投票の為に読み直したらブロック投票と順位が変わった。
たぶん俺の決勝無得点ドンケツは確定事項だと思うので開き直って投票〜。
一位、かるがも:「砂漠の雨乞いサボテン」
決勝作品を比べてみて、一番作りが良い気がしたので一位に。
再読の方が面白いという他の作品にはない特色を評価。
じょらさんとどっちを一位にするかを迷ったけど、直感でこっちを一位に。
二位、じょら:「端的パラノイア」
下のレビューにも書いたけど、勢いとパワーがあって好感が持てた。
かつてないスピード感と勢いの強さがあって、かるがもさんとどっちを一位にするかを迷った。
三位、Raise:「夜の燦」
なんだかんだでこの作品好き。身近にある何気ない舞台に独自の空間を作り出す上手さがある。
二人が照らされている灯りの小さな温かみと質感が好き。
でも上の二人には、それを抑えて上に行くだけの理由があったと思うのでこの順位。
以下、未読作品レビュー。
●じょら:「端的パラノイア」
これはなんというべきだろう。荒削りだけど意欲作? すっごい粗いけど面白い。
文章への細かい情緒とかそんなものを放り投げて、作品まるごと大雑把にドカンと押し付けてくるような力がある。
読んでて「粗いなあ」と思っても「こういう勢いとパワー溢れる感じっていいよね」とか思える作りが良い。
最後までスピード感を失わず、息切れをせずにゴールまでたどり着いた者勝ちって感じがする作品。
二・三ヶ所、誤字脱字を発見したけど、まあ勢いに乗ってたモン勝ち。
関係ないけど、この間中古でドラクエ7を買ってきました。まだ袋から出していませんw
●G:「雨空に消えた」
猫と主人公との間にある時間というか空気というか、そういうものがじわじわ伝わってきた。
退屈でもないし、面白くないわけでもないし、目だって悪いところがあるわけでもないし、良いところがないわけでもない。
でもなんだろう……なんかすごくソツが無くてコメントがしにくい。
良いには良いんだけど、最初から最後まで何か妙な不協和音みたいなものに引っ張られて素直に面白いと思うことが出来なかった。
なぜかは自分でも良く分からないのが厄介なんだけど……たぶん余計な文が入っているからじゃないかと思うんだけどなあ。
俺にはちょっとよく分からない。良いんだけど、なぜか素直にそれを評価する気が出ない……なんでだろ?(汗
●わたぬけ:「僕の竜」
前半の面白さに対して、後半のガッカリ感がちょっと。
ファンタジーな作品だったのだから、ファンタジーの世界観の中でラストを考えて欲しかった。
イジメとか胴体着陸とか詳しく書く必要はあまり無いと思うし、出すなら出すでもっと『竜の存在する世界観』を意識した工夫が欲しかった。
前半のファンタジー色が、中盤あたりから急に現実色で塗り替えられたような色あせたものになってしまったのが惜しい。
それとテーマ消化が「逃げ出す決意から起きた話」だったのか、「夢の中から目覚める決意」だったのか、いまひとつハッキリしない。
まあ、後者なんだろうけど、そこで消化したというのを暗に示す文が欲しかった。
●ビクター:「思い出の神様」
もうなんつーか、朱空さんにあそこまでバッサリ斬られたら、もう解題とか元ネタとか百パーセント言い訳にしかならないからやめた。
つか、弁解のしようがないし弁解とかするもんでもないしとか考えたら書くことが無くなっちゃった。
あー、俺にはもう短コン最終回の三月しか機会は残されていないけど、せめてそこでマシな作品が書ければいいなあ……( ̄- ̄)
まだまともな作品が一度も書けてない……なんか最後もこのまま何も出来ずに終わりそうで嫌だなあ。
なんか自分の過去作品を振り返ってみたら凹んだ。
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●○ 2008/01/29 21:53
1位 じょらさん 「端的パラノイア」
やっぱり個人的にこれが一番だと思う。
決勝5作品の中では一番おもしろかったし、完成度も高いんじゃないかなって感じる。
主なことは予選投票のとき大概言って置いたので、特別加えることこれ以上ない。
とにかくこれが一番だった。
2位 かるがもさん 「砂漠の雨乞いサボテン」
まさか最後の最後で物語の本当の主人公が、陸ではなくねねの方だと判明するとは……
それを前提に再読してみると、また全然別の物語に思えてくる。
一回目に読んだときにコミカルな作風だと思っていたのが、二度目になるとなんだかむなしく感じてしまう。
テーマ昇華も秀逸。ラストに至るまでのやり取りのおかげで、「決意」が際だって見える。
ただ注文を付けるとすれば、ラスト直前までのやり取りを少しカットしてもいいのではないかなあと思った。
先ほどラストでどんでん返しみたいになるの良いという言い方をしましたが、同時にそれが悪い点にもなってしまっている。
ラスト直前までのやり取りをカットしつつ、陸の境遇に関する伏線をほんの少しでいいから増やしてもいいんじゃないかなあと感じた。ラストの展開に頼りすぎている部分も感じざるを得ない。
そこらへんが一位のじょらんさんとの差を生みだした要因でしょうか。
3位 Gさんさん 「雨空に消えた」
バリバリ好みで選んでしまった第三位。こんな選び方で良いのか>< と思いつつやはりこれを選んでしまいました。
うん。予選ではそこまでいい結果を与えなかったけど、何度か再読して結構評価が変わりました^^。
前回も同じような雰囲気だったんですが、Gさんはこういう静かにストーリーが進んでいく、というような描写が得意だなあとつくづく感じます。前回の「露店の植木鉢」でも似たような雰囲気を覚えますね。
そしてふるぬっk(ry
ただ注文があるとすれば、ぬk……猫の正体が単純に幽霊だったことですかね。序盤で近所の猫っぽい雰囲気を漂わせながら、途中から幽霊っぽい流れになっていってそこでやっぱり近所の猫だったって流れの方が良かった気がする。
まあそこらへんは個人的な好み的な感覚ですので、「幽霊の方がいい」って人もいるんでしょうけど。
今回のコンテストについて
前回に引き続いてまたしても自分が決勝に残るなんて、全然予想していなかった自分です。
今回のコンテストは前回より個人的にかなり楽しかったです。全体的なレベルが高く、正直どれも上位にふさわしいのではないかという印象を受けました。
次回は都合上参加できないのですが、どのような作品が投稿されるか期待しています。
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●○ 2008/01/29 22:01
※受験二日前に決勝進出発覚して涙目の自分が通ります。(1/26現在)(受験一回目終わったけどとりあえず落ちてるから一安心)
◆レビューについて◆
・基本的には、自分が読んで感じたことだけを書いていきます。
・この解釈は間違っている、ということがあったのならば、どうぞ言って下さい。
Aブロ作品、未レビュー作品のレビュー。
ビクター:「思い出の神様」
・中盤、(特に彼女から話を聞くところあたりから)表現の装飾が激しすぎて、少しだけ中身が薄れているような印象を受けました。あえてそういう風にして暈している、というのならば話は別なのですが、作品全体が一つのモザイクアートのようで、隠している何か(モチーフ、細かな設定、言いたいこと)がたくさんあるように見えます。その中で、さらに暈しているところがある、とは考えにくいようにおもいました。(うまく伝わらなかったらごめんなさい)
・自分としては、【決意】というものが、一番わかりやすく伝わってくる作品だったなあ、とおもいました。全体を通して、これだけ読みやすかった作品はなかなかなかったと思います。自分の解釈が違っていたのならそれもまた面白い。
Raise:「夜の燦」
・面白くなかったわけではないです。ただ、この作品が優勝するということは、考えられない、というのが本音です。
・今までの作品とは、少し趣が変わっていて、とてもユニークでした。ただ、逆に言うならば、少し実験的な要素が含まれているような気がします。いや、実験というより挑戦といったほうが正しいかもしれません。
・ただ、表現に不自然さが目立つような気がします。舞台となった時代に生きてないから、リアリティがでていないのかもしれません。それは仕方のないことなのですけれど。(もし、僕の読解力&読書量不足だったら素直に謝罪します)
かるがも:「砂漠の雨乞いサボテン」
・面白かった。どこが面白かったかというと、特に、表現。【アーッ】という表現がツボに嵌っています。正直に言うと()を用いた表現、素敵だとおもいました。
・読んでいておもったことは、会話文と、地の文のバランスが、とてもいいと思いました。読みやすいのだけれど、ところどころとまって読まされてしまう、みたいな。
・ただ、男女のちょっとした会話をありのままに表現するというところはいいのですが、逆に、削ってもいいんじゃないかな、と思うようなところは少しだけありました。
わたぬけ:「僕の竜」
・作品の流れとしての容量が濃い作品だと思いました。この作品をこの枚数で書き上げるのは、相当難しかったんじゃないかな、と思います。
・だからこそ、もう少し長い枚数で読みたかったです。(30〜50枚くらい) 20枚にまとめる、ということで、この作品の設定の持ち味が、薄れているような気がします。
・あと、シニカルな誰かさんも某所で言っていましたが【机の中に赤いマジックで大きく「死ね」と書かれた紙を入れられた日さえもあった。】この程度では濃いいじめとはいえないような気がします。個人の価値観なのですけれど。
◆全体を踏まえた順位◆
レビューは上参照です。
1位かるがも:「砂漠の雨乞いサボテン」
2位ビクター:「思い出の神様」
3位G:「雨空に消えた」(レビューはBブロでの投稿参照)
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